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salmonpink
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2015年06月30日

「迷惑をかけない」しつけについて

日本と海外では文化や風習が違うせいか、子育て論にも大きな違いがあるみたい。
海外では将来、自分の子にどのように育って欲しいか?と尋ねると、たいていの親が「独立、自活できる子になってほしい」と回答するらしい。
まあ赤ちゃんの頃から親子の寝室は別々という海外ならではの発想だと思うけど、じゃあ日本ではどうかと言うと、「他人に迷惑をかけない子になってほしい」という親が多いんだとか。
確かに私も子どもには「他人に迷惑だけはかけるな」としつけているけれど、海外ではどうも発想が逆らしく、迷惑を掛け合うことで共存していくというスタンスらしい。
日本では他人との余計な摩擦を恐れる傾向が強くて、要するに「もめ事は極力起こさない」というのがセオリーになっているんだよね。
だからもめ事の原因になる「迷惑」はかけないようにという発想なのだけど、海外では「どうしたって他人に迷惑はかかるもの。そこで摩擦が起こったら徹底的に議論して解決策を導き出し、共存できる道を探そう」という発想らしい。
なるほどそれも一理あるなあと納得。海外ではそうして他人と持ちつ持たれつの関係を築くことで、社会的な孤独を予防しているのだとか。
孤独死が多い日本にとっては耳の痛い話ではあるけど、じゃあ日本も海外流の子育てを見習うべきかというとそれも極論だと思うんだよね。
迷惑をかけない、というスタンスは日本の文化のひとつでもあるし、実際そういう社会が構築されているんだから、「他人に迷惑かけてもいい」なんて子育てをしていたら、将来日本の社会に溶け込めない可能性もあるし。
要するにどちらもさじ加減が大切なんだと思う。「迷惑かけるな!」「いや迷惑なんてどんどんかけろ!」という二極化じゃなくて、その中間地点が一番ほどよいんじゃないのかな。


Posted by salmonpink at 07:40