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salmonpink
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2015年12月11日

保育は子守じゃない

厚生労働省が保育士不足解消のために打ち立てた認可保育所のスタッフの資格見直し案。
幼稚園や小学校の教諭免許を持っている人手あれば、保育士の代わりに働くことができる上、人の少ない時間帯であれば、なんと無資格の人でも保育士のかわりに仕事をできるというもの。
年々深刻化する一方の保育士不足問題を手っ取り早く解消しようと思ったのだろうけど、今回の見直し案について、実際に保育の現場で働いている人にアンケート調査を行ったところ、「反対」が53.5%と半数以上にのぼったのだそう。
ちなみに「どちらでもない」が35.5%で、「賛成」に投票したのはわずか11%のみ。
グレーゾーンも除けば、大多数の人がこの見直し案に反発を抱いたというのがうかがえる。
理由は人それぞれ違うようだけれど、最も多くを占めたのが「各職種に必要な知識やノウハウが異なるから」というしごくもっともな意見。
次いで多かったのは「保育士不足の原因は他にあると思うから」が占めたそうで、この2つが問題の根源にあるのだと思う。
そもそも同じ「子供」を相手にする職業でも、その職種間には大きな隔たりがあると認識されていたからこそ、これまで保育士と幼稚園・小学校教諭の資格は別々になっていたわけで。
保育所では生後数ヶ月の子から3歳くらいまでの子のお世話をすることがほとんどだけど、言葉による意思疎通もまだまだつたない小さな子と、ひととおりのおしゃべりができる幼稚園児ではまったく対応が異なるよね。
これが小学生ともなれば同じ「子供」の枠でももはや次元を超えて違うレベル(´Д`;)
保育っていうのはただ子供を見ているだけの子守とは違うってこと、やっぱり現場にいる人じゃないとわからないのかな。


Posted by salmonpink at 08:50