優雅な生活にあこがれる

先月、神戸市が約18年間勤務した建設局の男性技術職員を懲戒免職処分、要するにクビにしたという話が話題になった。
理由は、大卒なのに高卒と偽って採用試験を受け、合格したこと。
普通は高卒だけど大卒と偽る・・・というパターンだろうけど、市職員の場合、採用試験は大卒と高卒でわかれているんだよね。
おそらく試験内容は「大卒向け」「高卒向け」と別れているので、難易度で見れば高卒向けの方が低いのだと思う。
だからこそ、大卒でありながら、高卒と偽って受験した・・・ということなんだろうな。
で、見事合格して採用となった男性はそれから18年にわたって建設局の技術員として働いていたのだけど、市に匿名の通報があったことから、詐称が発覚。
実は今から10年前にも似たような学歴詐称問題が起こったらしいのだけど、その時の調査でも虚偽の報告をしていたみたい。
そのときはあくまで「他に詐称はないか」ということで調べていただけなので、口頭で聞く程度にとどめたのだろうけど、今回はピンポイントで本人に疑いがかかったため、言い逃れできなかったんだろうな。実際、やろうと思えば最終学歴なんて簡単に調べられちゃうしね。
で、学歴詐称がバレてしまったため、懲戒免職処分になったというわけなのだけど・・・。
確かに学歴を詐称して採用試験を受けたというのは悪いことだし、ルール違反ではあるけれど、その後約18年にわたってきちんと勤務していたのは事実。
その実績を認めずに懲戒免職っていうのはやり過ぎじゃないのかなあ・・・。
もちろん、何らかのペナルティはあってしかるべきだけれど。
そもそもそんなに厳しい規定をもうけるのであれば、採用時に最終学歴くらいチェックすればいいのにね。